不動産投資>賃貸条件を設定する上で《これだけは知っておきたいこと》とは？

現物の不動産を賃貸する場合、管理業務の運営をする
必要があります。
管理業務には、建物維持管理と、入居者に対する
賃貸運営管理という２つの業務が含まれています。
賃貸する上で、周辺の類似物件を考慮して適正な
賃貸条件を設定することが大切です。
賃貸借契約で定める事項のうち、金銭に関係する
こととしては以下のようなものがあります。
●賃料
　新規の賃料は、立地条件、周辺の物件などを参考に
　して貸主が設定します。
●管理費、共益費
　これらは賃料の中に含むケースも見られます。

●敷金
　賃借人が、賃料の延滞や賃貸契約上の債務の担保と
　する為に賃貸人に預ける一定のお金です。
　退去時に、契約書で定めた修繕費用や未払いの賃料
　などを差し引いた上で、賃借人に返却されます。
●礼金
　賃貸人に対するお礼の意味合いで支払われる
　金銭で、返還されない場合がほとんどです。
●権利金
　賃料の一括前払いなどの名目で支払われる金銭で、
　これも通常は返還されません。

●保証金
　現在では敷金と同じ意味合いになっていますが、
　元来はビル建設の協力金としての性格を持って
　おり、一定期間経過後に返還されていました。
●仲介料
　不動産業者に仲介を依頼した場合に支払う
　金銭です。
この他に最近では、賃借人が火災を起こした場合に
備えて、火災保険加入を必須条件にしているケースが
増えています。
敷金や礼金に関する慣習は地域によってかなりの
違いがありますので、設定の際は注意が必要です。